私自身、サラリーマンの身でありながら不動産投資を行ってきましたが、もし始めるなら、断然、都内の区分マンションからはじめてみることをおススメします。そのメリットは以下の通り。
・購入後はほとんど手間がかからない。
・税金のコントロールができる。
・生命保険の代わりになる。
購入後はほとんど手間がかからない。
私自身、区分マンションの不動産投資物件を購入してますが、購入が終わってからは(5年間)一度も物件を見に行ってませんし、物件の管理会社から呼ばれることもありません。
年に一度、マンション全体の管理組合会社から総会への参加依頼が送付されてきますが、参加は任意です。あとは毎月、私の区分を管理している会社から家賃送金の報告があるだけです。
確定申告の作業も管理会社にお願いできますので、(私は自分でやってますが)本当にやらないといけないことは、マンション全体の管理組合会社から総会への参加依頼に対する返信のみです。
ちなみに、私は毎年「不参加」と「協議事項は目を通して、全部”賛成”に〇をして」返信をしています。
税金をコントロールできる。
一般的によく言われている減価償却費・ローンの利子・管理費・修繕積立金・固定資産税(不動産取得税)・諸費用(登記費、提携ローン融資費用)に加えて不動産に関係する経費も計上して、不動産関係の収支を赤字にすることで、サラリーマンとして得た給与所得と合算して税金の還付を受けるのが「節税」になります。
この不動産に関する費用には、例えば不動産に関する本を購入したお金や、不動産セミナーに参加するために払ったお金だけでなくセミナー会場への交通費や懇親会費、さらに銀行担当者や管理会社の人との飲食・接待費用も計上できます。
逆に、不動産に関する費用の計上をせずに不動産投資の収支を健全化させてしまうことで、来年・再来年に銀行からより良い条件で融資を引き出せるようにすることもできます。気になる方は一度、銀行の担当や税理士の方、不動産業者などに話を聞いてみるといいかもしれません。
このように支払う税金を自在にコントロールできるのが、ほかの投資手法にはまねできない、メリットだと言えます。
生命保険の代わりになる
住宅ローンを組んでいる方は知っていると思いますが、不動産投資ローンの場合でも団体信用生命保険が適用されます。私が購入した不動産でも、銀行から団体信用生命保険に加入することがローン貸し付けの条件だということで、自動的に保険に加入しました。
団体信用生命保険は、ローンを支払う人が死亡した場合に残ったローンがチャラになり、不動産物件がまるっと遺族に残るものです。いわゆる死亡保険ですね。
なので、自分がいま加入している死亡保険が不要になるという話になります。この団体信用生命保険には死亡した場合だけでなく、がんや重度の障害を負った場合でも適用される内容になっている場合もあるので、(あと追いでもいいので)必ず保険支払条件を確認したほうが良いと言えます。
この条件だけは、区分マンションだけでなく、他の不動産投資手法にも当てはまると言えるでしょう。
ここまでサラリーマンなら区分マンションから不動産投資を始めるメリットをお伝えしましたが、当然デメリットもあります。ぜひ、そちらも参照してください。