不動産投資における失敗の最悪ケースは自己破産ですが、ここまでに至ることは非常に稀です。破産そのものを心配しているのであれば、それは杞憂だといえるでしょう。
不動産投資における自己破産は、簡単に言えば銀行から借金をしてローンを組む→組んだ毎月のローン支払いができない→数か月続いた。
その結果として破産が流れですが、その「ローンを数か月支払えない」状態になる人が発生する割合、延滞率は(情報を出している銀行を見る限り)0.5%未満です。
この確率は住宅ローンの延滞率、自宅をローン組んで購入してローン支払いが延滞している人の割合よりも少ないです。
その理由として、ローンを組まされる銀行側も延滞になるような不動産、人にお金を貸してばかりでは利益が圧迫され、最悪倒産ということにもなりかねません。
だから、ローン審査があって、個人の属性情報や物件情報を提出するようローンを組む我々に依頼を出しているのです。
住宅ローンの延滞率のほうが不動産投資ローンより高くなるのも、銀行が会社の行く末を見通すよりも不動産を見通すほうが(銀行にとっては)簡単であることの証明だとも言えます。
以前、銀行と業者が結託して個人の情報を改ざんし、ローン審査を通したニュースがありました。なのでそういった懸念、心配もあるかもしれません。
この点についてですが、私が過去に不動産物件を購入した時は、すべてのケースでローン審査時に銀行の担当者と直接会い、提出した個人情報について誤りがないか一つ一つ確認しました。
当時は私からは何もお願いはしていませんでしたのですが、今思えばそういった改ざんなどを未然に防ぐ目的で直接会うことになったと考えます。
皆さんもローン審査の際には、必ず銀行の担当者と会って提出した自分の情報が正しいかを確認する機会があるはずです。逆に無ければ情報の改ざんを疑うことを考えたほうがいいと思います。
だから、不動産投資で失敗したら破産することに対して心配しても取り越し苦労です。
それよりも、空室率が限りなく0にすること、毎月・毎年の収支が黒字になる物件を探すこと、その黒字をどのように維持していくか算段すること、のほうに気持ちを向けたほうが良いでしょう。
・不動産投資で自己破産する人はいるが、きわめて少ない。
銀行も破産するリスクが高い人にお金を貸すことはないから。
・ローン審査時には銀行の人と直接会い、提出資料を確認する機会があるはず。
物件購入の前には銀行の担当と会い、提出資料の確認をしたいと不動産の営業担当にお願いすること。