新築アパートは客付けしやすいし、ローンも長く引けるからおススメの投資手法としてもてはやされています。確かに、新築だとプレミア家賃設定が可能なので、結構強気な家賃にしても入居者はつきます。さらに、銀行も新築ということで金利も低くして融資を受けることができます。
でも、もしあなたがこれから不動産投資を始めようと考えているなら、おすすめはしません。
理由:不確定要素が多いことにより、リスクが極めて大きいから
では、新築アパートで不動産投資する不確定要素について解説します。
土地から自分の手でアパートを建築する場合、当然自分で建てるわけにもいかないので業者に依頼をすることになります。
この時、信頼できる業者に頼むことができれば、予算も期間も計画通りに進めることができるでしょう。
しかし、そういった業者を見つけてくることは、特にこれから不動産投資をやる人にとってはハードルが高いといえるでしょう。
アパートを建てる場合、明日完成なんてことはなく、1年弱くらいの期間をかけて建てるわけですが、その間に周辺の賃貸事情が変わることはありえるでしょう。
そのあたりの事情を知っている人は事前に調査をして問題ないことを確認できると思いますが、これから不動産投資をする人には、そのノウハウはありません。
では、すでに建築済みの新築物件を購入する方法はどうか?
この場合、人づてに建築済み新築物件の紹介を受けることができるのであれば、成功する可能性が高まります。
でも、これから不動産投資する人がそのような人脈や伝手を持っているなんて、相当なレアケースです。
であれば、ネットや広告を見て物件を買うことになるかと思います。そうなると、物件そのものの費用にプラスして、物件を販売している会社の利益、広告費などが加算されます。
すでに物件そのものの価値にプラスがされてしまっているわけで、それをペイしていかないといけなくなります。
新築アパートで良い結果を得るには、以下の3つのうち1つ、可能なら2つ(一番いいのは全部)あることが条件と言えます。
この条件が無いなら、やはり、新築アパートで勝負するのはやめたほうがよいでしょう。