• 私が2015年からやっている不動産投資の失敗、そこから得た教訓を紹介します。

頭金なしで不動産投資を始めることは間違いなのか?

自己資金はないけど不動産投資を始めたい!でも、うまくいくのか?そもそもどういったリスクがあるのか?
まだまだ頭金なし、もしくは少額で不動産投資を始められると広告を出している不動産営業会社もありますが、そんな広告にのっかってしまっても大丈夫なのか?

実は頭金0で不動産投資を始めた私が解説いたします。

結論:頭金なしでも不動産投資は開始できますし、成功することも可能です。

ただし、条件があります。

それでは、その条件について解説します。

条件
①いつかは、必ず・・・
②〇〇できる銀行を選ぶ

①いつかは必ず・・・

繰り上げ返済をしてください。

頭金なしフルローンで融資を受けて投資を開始した場合、一番きついのは毎月の返済額が大きくなること、それと併せて金利が高くなることです。
購入した物件も最初のうちは想定した家賃を得て、想定したローン等の支払いをできるので、想定通りのやりくりしていくことは難しくありません。
しかしです。購入した物件は老朽化していきます。その都度、管理費や修繕積立費が上がったり、家賃が下がったりが発生し、想定したやりくりが破綻します。
私も購入した区分のマンション全体を支えるエレベーターが壊れてしまって交換修理しました。その結果修繕積立金が月3000円値上がりしました。
すぐ繰り上げ返済しろとはいいません。3年または5年で100万円は返済できるよう、物件の収支プラス分や毎月の給料からいくらかを回して、積み立てをしてください。

②〇〇できる銀行を選ぶ

〇〇には「繰り上げ返済時に、毎月の返済額を減らすこと」が入ります。
大体の銀行はできますが、ごく一部の銀行では繰り上げ返済すると返済期間を短縮することしかできません。
必ず物件購入前に、銀行に対して繰り上げ返済をしたらローンはどうなるかを確認し、期間短縮しかできないと回答されたら、
その銀行から融資を受けるのは止めましょう。

この条件を付けるワケ

理由は簡単です。物件の毎月のキャッシュフローをプラスにし続ける必要があるからです。
「多少の赤字は大丈夫でしょう」なんて思ってはいけません。最初のうちこそ落ち着いていられますが、半年もたてば内心焦りだします。
考えてもみてください。自分の給料の一部が投資にと買った不動産物件に流れていくんです。何のために投資をしたんだ?とあほらしくなって、一刻も早く物件を手放そうと考え始めることでしょう。
そうなると、とんでもない赤字で物件を処分するという最悪の選択を、頭に血が上った状態ですることになります。

最後に

大丈夫、頭金なしでも不動産投資はできます。

でも、成功に近づくには融資後数年以内に繰り上げ返済を行うことが必須です。

できそうもない、計画も立てられないのであれば、まずはご自身の家計のキャッシュフローを黒字化して、いくらかでも頭金を作ることに集中したほうが懸命です。